2019年7月13日(土)から10月14日(月・祝)まで、上野公園の中にある国立科学博物館にて「恐竜博2019」という企画展が開催されていました。
そこで今回は「恐竜博2019 THE DINOSAUR EXPO」のチケット料金や割引の有無、混雑状況などの情報と、都内に住む私たちが実際に遊びに行った感想をご紹介します!
本イベントは終了しました。
上野で開催中の恐竜博2019のアクセス
上野の国立科学博物館で開催中の企画展「恐竜博2019」。
「デイノケイルス」や「むかわ竜」といった珍しい恐竜について、全身実物化石が世界で初めて展示されるということで話題です。
恐竜博2019が開催されている国立科学博物館のアクセスは、JR上野駅の公園口から徒歩5分、東京メトロ銀座線・日比谷線の上野駅は7番出口から徒歩10分、京成線の京成上野駅は正面口から徒歩10分ほど。
駐輪場や駐車場は用意されていないので、向かう手段は電車か徒歩のみとなるのでご注意ください。
ベビーカー置き場や無料ロッカーも完備
また国立科学博物館の企画展には、無料で使えるロッカーや傘立て、ベビーカー置き場が用意されています。
貴重品など必要最低限の荷物で恐竜博を観て回れるのは、特に子連れに嬉しいポイントですね。
恐竜博2019のチケットの料金は?割引はある?
恐竜博2019に入場するためには、以下の方法でチケットを買う必要があります。
当日券チケットの料金は以下の通りです。現地の受付で買っても事前にネットで買っても同じですが、特定の方法で割引を受けることができるので、このあとご紹介します!
種別 | 金額(税込) |
一般・大学生 | ¥1,600 |
小・中・高校生 | ¥600 |
未就学児 | 無料 |
ペア得ナイト券 | 2名で¥2,000 (金・土限定、当日17時以降の入場) |
ちなみに開催前の7月12日までは、当日券より大人で200円安くなる「前売り券」、家族4人で合計1,000円安くなる「ファミリー券」、ローチケ限定で「音声ガイド&図録セット券」といったオトクなチケットが販売されていましたが、現在は当日券のみの販売となっています。
①いこーよクーポンで割引を受ける
恐竜展2019では、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」のクーポンを国立科学博物館で提示すると、割引を受けられます!印刷は不要で、スマホ画面を見せるだけでOK。、
一般・大学生が100円引き(1,600円→1,500円)、小・中・高校生が50円引き(600円→550円)の割引が適用されます。
注意点として、現地の窓口での購入のみが対象となるので、割引を受けたいひとは事前にネットで買ってしまわないようにしましょう。
②他の展覧会の「相互割引」を受ける
もし以下の展覧会の当日券または前売券(使用済み可)を持っていれば、同じく一般・大学生が100円、小・中・高校生で50円の「相互割引」を受けることもできます。
- 特別展「三国志」(東京国立博物館)
- 松方コレクション展(国立西洋美術館)
- 円山応挙から近代京都画壇へ(東京藝術大学大学美術館)
ただ、いこーよクーポンで受けられる割引額と同様なので、「相互割引」はチケットを持っていないといけない点を考えると、クーポンを見せる方がラクだと思います。
すでにネットの会員登録をしているなどで、当日現地で購入する手間を省きたいひとは事前購入を。少しでも安く入場したいひとは現地でクーポンを見せてチケットを購入するようにしましょう。
恐竜博2019はどれくらい混雑する?
恐竜博2019の混雑具合いについてですが、私たちは開催2日目の雨の日曜日、AM11:00くらいに到着しましたが、入場までに60分ほど待ちました。
開催直後で3連休のなか日、雨という様々な条件が重なったからかもしれませんが、子連れだけでなく大人グループも散見されたので、かなり関心度が高い企画展であることは間違いないと思います。
ちなみに、展示の開館時間は9時から17時まで(最終入場は16時半、金・土は20時まで)。
子連れは休日の午前中から昼くらいまでに集中すると思いますので、平日か休日の昼くらいから夕方、もしくは大人同士なら金・土限定の「ナイト券」を狙うのもいいかもしれません。
なお、いくつか休館日も設定されているので、「行こうと思った日がおやすみ」ということのないように事前に確認しましょう(休館日:7/16、9/2、9、17、24、30)。
恐竜博2019の魅力は『世界初』の全身復元骨格
恐竜博2019は、大きく分けて以下の5つのパートに分かれています。
- 恐竜研究50年の歴史を振り返る「恐竜ルネサンス」
- 巨大な鳥のよう見た目で世界初公開のデイノケイルスが紹介される「ベールを脱いだ謎の恐竜」
- 恐竜が卵から孵って成長する過程を紹介する「最新研究からみえてきた恐竜の一生」
- 北海道で発見されたこちらも世界初公開の「『むかわ竜』の世界」
- ティラノサウルスの全身復元骨格や絶滅の時代をCGで紹介する「絶滅の境界を歩いて渡る」
このなかでも、世界初の全身復元骨格が展示されている「デイノケイルス」と「むかわ竜」のエリアが、特に人が多かったです。
また、放送作家の鈴木おさむさんがナレーターを務める音声ガイド(550円/台)も人気。一緒に行った小学1年生の甥っ子も充分に楽しめる内容だったようです。
全体を回る所要時間は、ガイドなしでさらっと回ると30〜40分ほど、説明などをじっくり読むと40〜50分、ガイド付きだと1時間前後くらいが目安になります。
迫力満点の恐竜の化石の数々
ここからは、恐竜博で展示されている化石をいくつか紹介します。
巨大な前足だけが見つかった謎の恐竜「デイノケイルス」。片足だけで2.4メートルあり、人間以上の大きさです。
小柄な恐竜「テノントサウルス」と「デイノニクス」。鳥類の起源が恐竜だったのではないか?などの研究が進むきっかけになった化石だそう。
恐竜博2019の見どころのひとつ「デイノケイルス」の全身復元骨格。全長11メートルという迫力満点の大きさに、多くの人が集まっていました!
デイノケイルスが展示されているエリアには、デイノケイルスと対決していたとされる「タルボサウルス」の化石もあります。
高さがないぶん小さな子どもでも近くで見られるので、我が家の息子はこちらばかり見ていました(笑)。
これは最近になって北海道で発見された「むかわ竜」の全身復元骨格で、こちらも世界初公開とのこと。
むかわ竜が生きていた世界を再現した4Kシアターもあり、子どもから大人まで興味津々に見ていました。ただ、真っ暗なスペースなので怖がる子どももいるかもしれません。
最後のエリアには恐竜の定番「ティラノサウルス」の化石。今回の恐竜博2019のメインではないからか、控えめに展示されていました。
恐竜の化石以外にも魅力がたくさん
恐竜博2019には、恐竜の化石のほかにも魅力がたくさんあります。
恐竜の展示がある第一会場の先には「AR記念撮影コーナー」があります。
スマホのカメラを通して撮影すると、自分の両手がデイノケイルスの前足のようになります。もちろん撮影は無料で、撮影までには10〜15分くらい並んでいるようでした。
AR記念撮影コーナーの先は、化石のクリーニングラボや恐竜博2019のグッズを販売しているお土産コーナー「恐竜博ショップ」がある第二会場。
開催2日目だったからか、この日は衝撃の「グッズの購入に90分待ち」となるくらい混雑していて、会場の外にまで列がつくられていました。
恐竜博ショップのレジのそばにガチャガチャもあります。1回500円で全6種類。グッズの購入と違って、こちらはかなりスムーズに回すことができました。
また会場の外にあるレストランでは、恐竜博2019の記念メニュー(1,500円)が用意されていました。
お昼どきだったからかレストランの入場も1時間以上待たねばならず、残念ながら私たちは記念メニューを食べることは諦めてしまいました。
全体的には快適に楽しむことができましたが、休日など人気の時間帯では一部のエリアで混雑していて、多少の待ち時間は覚悟しないといけないかもしれません。
恐竜博2019は親子で楽しめる
恐竜博2019は、世界初公開のデイノケイルスや向かわ竜の全身復元骨格があるなど、子どもから大人まで親子で楽しめる企画展。
曜日や時間帯によっては混雑がひどい場合もあるので、平日や休日の夕方以降がおすすめです。
なお企画展のチケットを購入すれば、「地球展」という常設展示を楽しむこともできるので、国立科学博物館だけで半日くらいは過ごすことができると思います。
暑さの厳しかったり雨が降っている日などで、子連れでどこに行くか迷ったときは、上野の「恐竜博2019」にぜひ行ってみてくださいね。
名称 | 恐竜博2019 |
実施 | 2019年7月13日(土)〜10月14日(月・祝) |
電話 | 03-5777-8600 |
住所 | 東京都台東区上野公園7-20 |
交通 | JR「上野駅(公園口)」徒歩5分 東京メトロ「上野駅(7番出口)」徒歩10分 京成線「京成上野(正面口)」徒歩10分 |
時間 | 日〜木:9:00~17:00 金・土:9:00~20:00 *終了30分前が最終入場 *8/11〜15、18は18:00まで開場 *休館日:7/16、9/2、9、17、24、30 |
予算 | こちらを参照ください |
駐車場 | なし |
※記載の内容は執筆時点のものです。正確な情報は、必ずお店に直接ご確認ください。