【ペット体験談】猫を初めて飼う時に買ってよかったもの&いらなかったものを徹底解説

最近ペットとして猫を初めて飼い始めたのですが、飼う前は何を準備すればよいか、右も左もわからない状態でした。

そんな私がペットショップのおすすめを聞いたり、保護猫活動を10年以上続けている知人に教えてもらったりして用意したなかで、実際に買ってよかったものと「これはいらなかったな…」というものがわかってきたのでお伝えします!

※「揃えた方がいいものだけをすぐ知りたい!」という方はこちらをご覧ください。

まずはじめに:ペットショップのおすすめセットは買ってはいけない!

家族として迎え入れる猫ちゃんは、大手のペットショップで購入したのですが、猫の飼育が初めてということを伝えると「これさえあれば大丈夫」というおすすめセットを提案されました。しかも通常価格より20%近くも割引になるとのこと。

調べたりしなくて済んで安く買えるならいいかと思ったのですが、念のためAmazonでもっと安く買えないか調べたくて購入しませんでした。

今考えればこれが大正解!

残念ながら実際の飼育において不要なものも混じっていて、結果的に割高になってたと思います。

その理由として、おすすめセットの中身と、それぞれ「◯」「△」「不要」と評価しているのでご説明します。

①ごはん・水分補給系

ロイヤルカナン マザー&ベビーキャット:△

これは生後4ヶ月までの猫ちゃん用の超小粒のごはん。

我が家の場合は迎え入れたときでちょうど4ヶ月ほどでしたが、最初からキトン(これより少しだけ大きい粒のごはん)を食べてくれていたので、迎え入れる時の生後月齢によってはいらないかと思います。

不安なら1袋だけ買っても良いかもしれません。

(参考価格:Amazon 1,299円/400g)

ロイヤルカナン キトン:◯

これは生後12ヶ月までの猫ちゃん用のごはん。保護猫歴が豊富な知人いわく、スーパーで売られているような安すぎるごはんは絶対NGで、ロイヤルカナンなら栄養面でも安心とのことでした。

はじめの頃の食べさせ方としては、カップで計量した分と同量か少なめのお湯でふやかしてからあげるとよく食べてくれますよ。

(参考価格:Amazon 1,176円/400g)

チャオちゅ〜る 子ねこ用:不要

かわいらしい猫ちゃんが登場するCMで有名な「ちゅ〜る」ですが、ウチはまだ導入していません。

あげたら可愛らしい姿が見られるとは思うのですが、迎え入れる時に絶対必要なものではありません

Miaw Miaw ペプチドパウダー:△

これは粉状の栄養補助食品なので、子猫でも食べやすいという特徴があります。

ただ最初からロイヤルカナンのカリカリごはんを食べられるようなら不要です。1袋ならあっても良いかも?というくらいですが、我が家は追加購入していません。

(参考価格:Amazon 2,600円/袋)

離乳ミルク(キャティミルク&ブドウ糖):不要

迎え入れる時点でミルクを飲んでいない場合は不要です。もしご不安な場合は店員さんにご相談ください。

(我が家の場合、普通のごはんに移行済みと言っていたのに、離乳ミルクが含まれるセットをなんで提案してきたのだろうか…)

水分補給(ステンレス食器):△

猫ちゃん室内でどのように飼育するかによりますが、ゲージで飼う場合は網に取り付けられる便利なものがあるので(あとでご紹介します)、水飲み用に器を用意する必要はありません

一方でキトンなどのごはんを入れる器は絶対に必要です。我が家はいくつか調べてこちらを購入しました。

しっかり重さがあって猫ちゃんが倒してしまうことはないですし、セラミックで洗いやすいので気に入っています。

(参考価格:Amazon 1,280円)

②サークル・ベッド系

キティベッド:不要

ゲージで飼育する場合は、中に入らないので不要です。

ゲージの外に置いて遊んでもらうにしても、気に入ってくれるかわからない&子猫のうちはあまり長い時間出さないほうがいいので、リビングなどに置いてもほとんど使われない可能性もあります。

サークルキャット2段タイプ:△

ゲージ自体は、子猫の健康面を考えると絶対に必要なのですが、おすすめされる商品である必要はないかなと思います。

いくつか調べたなかで、我が家はこちらを購入。

完成までは大人ひとりで30分ほど。また作りがしっかりしている一方ですごく重いわけではないので掃除の際などの移動も苦になりません。

ハンモックエリアとゆっくりくつろげるスペース、三角コーナーのようなスポット、猫ちゃんはその時々の気分でのんびり過ごしてくれています。我が家の猫ちゃんはハンモックでのお昼寝がお気に入りです(笑)

また、後ほど紹介するトイレ(ニャンとも清潔トイレ)もしっかり入るので、満足度は高いです!

(参考価格:Amazon 15,800円)

ちなみに我が家では、水飲み用としてこちらの商品をゲージに設置しています。

設置自体は非常にカンタンで、ペットボトルの水補給と飲み皿の掃除も楽にできるので、他にこれといった希望がなければオススメです。

(参考価格:Amazon 2,080円)

キャリー ダブルドアタイプ:◯

キャリーペットショップからお家に連れて帰るときから必要になるので、絶対必須となります。

ブランドごとの機能差分はほとんどないので、デザインや価格で決めれば問題ないと思いますが、この商品の場合は左右片方と天窓にドアがあるので便利だと感じています。

(参考価格:Amazon 3,864円)

③トイレ系

デオトイレ子猫〜5kg成猫用:△

デオトイレも悪い商品ではないと思うのですが、我が家は保護猫歴が豊富な知人のオススメで「ニャンとも清潔トイレセット」を購入しました!(「これ一択!」とのことだったので笑)

壁になっている部分が砂の飛び散りを防いでくれますし、おしっこを受け止めるシートの交換も、毎回ゲージから出さなくてよいのでかなり楽です。そして全然ニオわないです!

調べているときは、カメラ付きで健康管理もしてくれる商品も検討したのですが、「子猫のうちは気にしなくていいことのほうが多い」とのことだったので、ランニングコストが砂とシートだけで済むこちらの商品にしました。

(参考価格:Amazon 4,873円)

天然ひのきのチップ:不要

「ニャンとも清潔トイレセット」を買っている場合は、専用の砂(チップ)とシートがあるので、おすすめセットのものを買う必要はありません。

・専用のチップ(子猫の間は極小タイプ)はこちら

(参考価格:Amazon 1,006円/4.4リットル)

・専用のシートはこちら

(参考価格:Amazon 992円/12枚(約3ヶ月分))

④その他

両目グシ:不要

使いどころがわからないのですが、子猫のあいだは毛並みの手入れも大変じゃないので不要かなと。

スリッカーブラシ:不要

猫の場合はスリッカーでのお手入れもほとんどいらないと思いますが、将来に向けて1つあってもいいかも?というレベルでは、これまで何個もの商品を試してきた知人には、こちらの商品をおすすめされました。

実際にコーム部分を触ってみると刺激は強くなく、猫ちゃんのマッサージ的に使うこともできそうです。ただ我が家では、現時点であまり活躍の機会はありません(汗)

(参考価格:Amazon 960円)

消臭スプレー&ウェットティッシュ:不要

衛生用品系は、そもそもいらない可能性が高いです。

ニャンとも清潔トイレセットを使っていると、ニオイが気になることは本当にほとんどありませんし、どうしてもウェットティッシュを使いたいときは、ノンアルコールであれば人間用のものと同じでOKです。

爪磨き:不要

ツメみがき自体は必要ですが、将来ゲージの外で遊ばせる時間が長くなってくることを考えると、縦置きのものは壁や柱でも爪とぎをするようになってしまう可能性があるので危険です。

我が家では紙くずが飛び散りにくく、ゲージのサイズにも合う置型のこちらを購入しました。

たまに思い出したかのようにガリガリやってますが、丈夫で値段も高くないのでいい感じです。

(参考価格:Amazon 535円)

おすすめセットの中身解説まとめ

これまでご紹介してきた通り、中には絶対に必要で購入した方がよいものもありますが、半分以上が他の商品のほうがよいか、そもそも不要なものばかりでした。

定価より安く買えることをウリにしてはいますが、半分以上が不要なのであれば、実際は超割高になりますよね。

猫ちゃんの個体差はあるかもしれませんが、基本的には初心者向けのおすすめセットを買うべき理由はほとんどないと思われます。

おすすめ:保護猫活動10年以上の知人監修!買ってよかったもの8選

ここからは、ペットショップからのおすすめセットには入ってない、「長年の経験から編み出した買っておいた方がいいもの」を知人に教えてもらったので、我が家の満足度順にご紹介します。

絶対に買っておきたい!満足度★★★

猫用カーブ爪切り:満足度★★★

ペットショップでは購入を薦められませんでしたが、できるだけ自宅でセルフケアした方がいいと言われたのが爪切り!

子猫も動きたがるので慣れるまでは少し時間がかかりますが、2〜3回もすれば小学生の子どももスムーズに対応できるようになります。

値段も高くないですし、すごく切りやすいのでいい商品だと思います。

(参考価格:Amazon 590円)

猫の食器用洗剤:満足度★★★

これは飼育前には思いもよらなかったのですが、食器用のお皿って食べかすや猫の唾液で結構ガンコな汚れになるんですよね。

一方でヒト用に使ってる洗剤は、成分的に猫ちゃんが使うお皿に使っていいのか?と不安に思っていました。

知人におすすめしてもらったこちらは、天然素材で猫・ヒトともにダメージなく、汚れもしっかり落ちるというスグレモノです。念のためスポンジも猫ちゃん用に別で用意すれば安心ですね。

(参考価格:Amazon 1,570円/本)

カーペット生地のパネル:満足度★★★

知人が最も強く薦めてきたのが、猫ちゃんが走り回っても滑らない、かつ爪に引っかかりにくいカットパイル素材のカーペットです。

メインのリビングに敷き詰めるだけでも結構な枚数が必要だったので少し値は張りましたが、生活音を減らしてくれるのと、冬の間も暖かいですし、ヒトにとっても良い買い物だったと思います。

このあと紹介するルンバなどのロボット掃除機にも対応しているのも嬉しいポイントです

(参考価格:楽天市場 656円/枚)

ルンバ j7+:満足度★★★

猫を迎え入れるまではフローリングだったので使っていなかったのですが、↑のカーペットを敷いて猫も飼い始めるということで、ルンバを使い始めました。

共働きで毎日掃除機をかけるというのが難しい我が家でしたが、毎日1回ルンバに家中を掃除してもらって、格段にラクになったのを感じます!猫ちゃんも興味津々で見ていて可愛いですよ!

とはいえ高額商品なので「いきなり買うのは怖い」という場合は、たったの990円で使用感を試せるサービスもあります。ご検討ください。

(参考価格:Amazon 99,800円/手数料無料の6ヶ月払いもアリ)

空気清浄機 ACK70X-W:満足度★★★

猫毛が家中を漂ってしまうのがイヤだったので、猫ちゃんの迎え入れを機に空気清浄機を新調しました。

各ブランドがいろいろな製品を出していますが、対応スペースの広さや清浄力、フィルターの交換タイミング、本体価格のバランスでダイキンの本商品に決定。

15〜20畳のLDKに設置しているのですが、清浄力・加湿・手入れの手間、全体的に問題なく満足して使っています

ルンバにダイキンにと、これでもかというほど空間の清潔さに投資していますが、全く後悔はありません(笑)

(参考価格:Amazon 29,800円)

あっても良さそう!満足度★★☆

ペット用ヒーター:満足度★★☆

猫ちゃんにとって寒さは風邪などの体調不良に繋がる大敵!

ということで室内飼育だったとしてもヒーターは必須品なのですが、電源コードがあるタイプだとかじってしまうのでキケン。そこで電子レンジで温められるこの商品を購入しました。

もこもこのカバーは取り外して洗えますし、ヒーターの温かみを長く保ってくれます

レンジでチンする手間はかかりますが、電源コードの危なさを考えると、ヒーターならこのタイプ一択かなと思います。

(参考価格:Amazon 5,400円)

ベビーゲート:満足度★★☆

ゲージから出して遊んであげる際、キッチンには行ってほしくなかったので、本来は赤ちゃんの進入を防ぐためのベビーゲートを購入しました。

結論から言うと、子猫の段階だと5cmの幅はすり抜けてしまうことがわかったので、もう少し成長するまではダンボールを別途で付けて対策しています(笑)

もう少し大きくなったら防いでくれるようになるだろうという期待と、設置のしやすさから、これは買ってよかったかなと思います。

購入の際は取り付けたい場所の長さチェックを忘れずに。

(参考価格:Amazon 9,000円)

ソファーカバー:満足度★★☆

最後のオススメは、お気に入りのソファーを守るためのソファーカバー。

本当は電車やバスに使われているような「モケット素材」のソファを買い直すことをオススメされたのですが、我が家のソファは買ったばかりで気に入っていたのでカバーを買うことにしました。

この商品はソファに合わせた6種のサイズ展開があり、設置も楽々でした!撥水素材なので、猫ちゃんの粗相の掃除もカンタンかと思います。

(参考価格:Amazon 5,999円)

参考:将来必要になるかもしれないもの4選

ゲージ中心の生活のあいだはいらないのですが、同じ空間で暮らすようになったときのために「あると便利」と教えてもらったものについても紹介します。

洗えるベッド

中に猫ちゃんが気に入ったタオルを敷いてあげて、定期的に取り替えてキレイにしてあげると良いそうです。ゲージ卒業したら買ってあげようと思っています。

(参考価格:Amazon 2,750円)

自立型の爪磨き

横に置くタイプの爪磨きを気に入らなかった場合、壁や柱の代わりに縦に自立できるこちらの爪磨きが良さそうです。

(参考価格:Amazon 2,630円)

ペット用の張り替え網戸

春など心地いい気温のときに向けて、網戸の対策も必要。

猫ちゃんが爪でガリガリに引っ掻いても破れないような、丈夫で安全な素材に張り替えてあげる必要があります。

網戸の張り替え自体はやったことがなくてもすぐにできるようになるそうなので、我が家は春ごろにチャレンジしようと思います。

(参考価格:Amazon 1,820円〜)

スマートトイレ Toletta

子猫のあいだは気にしなくてよいですが、7〜8歳くらいのシニアに差し掛かったタイミングや、その前でも太りすぎてしまったときなどは、健康管理の観点で導入しても良いかも、とのこと。

大人になった猫ちゃんは油断するとおしっこやうんちをしていない!ということがあるようなので、カメラとセンサーでしっかり記録、アプリで確認できる「トレッタ(Toletta)」は良さそうです

(参考価格:Amazon 6,980円〜)

まとめ:猫を初めて飼う時にあった方がいいものリスト


初めて猫を飼う時に「必ず買うべきもの」「いらないもの」「あって良かったもの」「将来的にあれば良さそうなもの」についてご紹介してきました。

最後に、まず飼い始めに買うべきリストをまとめたので、これから猫を初めて飼う方の参考になれば幸いです!

用途 商品画像 商品名(価格)
ごはん ロイヤルカナン キトン
(1,176円/400g)
食器 猫用フードボウル
(1,280円)
ケージ キャットケージ
(15,800円)
水飲み 水飲み給水器
(2,080円)
キャリー キャリー ダブルドア
(3,864円)
トイレ ニャンとも清潔トイレ
(4,873円)
トイレチップ 脱臭・抗菌チップ 極小
(1,006円/4.4リットル)
トイレシート 脱臭・抗菌シート
(992円/12枚(約3ヶ月分))
爪磨き 麻つめみがき
(535円)
爪切り 猫用カーブ爪切り
(590円)
洗剤 食器洗剤 キッチンバブル
(1,570円/本)
カーペット タイルカーペット
(656円/枚)
掃除機 ルンバ j7+
(99,800円/分割払いアリ)
空気清浄機 ダイキン ACK70X-W
(29,800円)

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