相撲の聖地「両国国技館」がある両国には、元力士が経営する飲食店が数多くあります。そのなかで希少なアイスランド産の羊肉を提供してくれ、子連れでジンギスカンを楽しむことができるのが「ゆきだるま 両国部屋」。
中野に本店がありますが、両国部屋にも多くのお客さんが訪れる「ゆきだるま」について、お店の様子やおすすめメニューなど、私たちが実際に行った感想をご紹介します。
*2020年1月22日:内容を最新に更新しました!
両国の子連れごはんにおすすめの「ゆきだるま」
両国で子連れディナーを楽しもうと思ったとき、普段と一風変わったものを食べたいときには「ゆきだるま 両国部屋」のジンギスカンがおすすめです。
臭みが少なく子ども向けのメニューも豊富なので、安心して子連れごはんを楽しむことができます。
最寄り駅からの距離は、JR両国駅東口から徒歩2分、都営大江戸線からは徒歩6分ほどで、人気のとんかつ屋「はせ川」が1階にあるビルの3階にあります。
「ゆきだるま」のアクセス
ここではJR両国駅の東口からのアクセスについて、詳しくご案内します。
すぐに店内の様子や料理について知りたい方は、こちらをタップしてください(記事の真ん中くらいまで飛びます)。
まずJRの東口改札で降りましょう。都営大江戸線の方から来ると近い方で、両国国技館や江戸NORENがない方の改札になります。
「横綱横丁」と大きく書かれている通りのなかに入ります。両側にチケット屋や「てけてけ」という居酒屋の入口があります。
右手にローソン、左手にちょっとした公園がありますが、そのまま真っすぐ進みます。
まっすぐ進むと左手に、1階に「はせ川」というとんかつ屋、2階の「安美」という居酒屋の看板が出ているビルがあるので、階段を上ります。
階段を上っていくと、お相撲さんに扮したゆきだるまのイラストが出てくるので、3階まで上れば到着です。
他にもビルの入口はありますが、JRの東口を背にまっすぐ進むこの行き方が、一番わかりやすいと思います!
「ゆきだるま」の店内の様子
「ゆきだるま 両国部屋」は、ワンフロア最大80人のキャパシティで、全席テーブル。もちろん電話とネットで予約可能です。
ソファや座敷、個室といったものがないので、プライベートにしっぽり楽しむことはできませんが、大人数で来店し、ワイワイするのには向いています。
東京本場所がやっている時期は、店内にあるテレビで再放送が流れていたりします。
また数に限りはあるようですが、ベビーチェアの用意もあるので小さな子どもが居ても安心です。
ゆきだるまは全席喫煙可ですが、それ以上にジンギスカンの煙がすごいので、タバコの臭いはあまり気になりません。一応、荷物や上着を守るための、各テーブルに大きめのビニール袋が用意されています。
ちなみに混雑具合でいうと、「ゆきだるま」は知名度も高く大手口コミサイトの評価も高いので、特に大相撲があるような週末はかなり混み合います。
運が良ければ数分〜十数分待てば入れることもありますが、確実に入りたいなら電話予約かネット予約は必ずしたほうが良いでしょう。
親子で楽しめる、臭みの少ないジンギスカン
ここからは、「ゆきだるま 両国部屋」のメニューについてご紹介します。
まず飲み物についてですが、ビールやハイボール、サワー、梅酒、ワイン、日本酒、焼酎と、お酒はカクテル以外はひととおり揃っています。
値段は生ビール中ジョッキで477円と、高くも安くもなくといったところ。
ソフトドリンクについては、キッズドリンクはないので、大人と同じ量でそれぞれ286円になります(子どもはお通し代はかかりません)。
次に食べ物メニュー。スタートメニュー(963円/人)を、大人の数だけ注文する必要があります。
それ以外には、ラムチョップやソーセージ、ラムタンなどの珍しいお肉や、馬肉や地鶏肉、ホルモンなどの羊以外のお肉、キムチや塩キャベツなどのスピードメニューなどがあります。
お肉や野菜が焼き上がるまでに少し時間がかかるので、子どもがお腹を空かせて不機嫌にならないよう、我が家はよく「数の子入り松前漬け(286円)」「さっぱり塩キャベツ(286円)」も最初に注文しています(笑)。
10月1日から食べ飲み放題メニューが変更に!
またゆきだるまには、食べ飲み放題のメニューもあります。
元々は、90分:4,480円の大関コース(追加のお肉が1種類)と、120分:4,980円の横綱コース(追加のお肉が2種類)の2つがありました。
しかし、2019年10月1日の消費税増税にあわせて、大関コースが廃止&横綱コースが90分:4,680円と120分:5,180円から選べるように変更になりました(各税込み)。それぞれ実質200円ずつの値上げになりますね。
なお、子どもの場合は食べ放題のみで、3歳までは無料、4歳以上の未就学児は980円、小学生は1,980円、中学生以上は大人料金です。
いつも私たちは、親2人と5歳の子ども1人の3人で、そこそこ飲んで食べてお会計が10,000円を超えることもあるので、今度来るときは食べ飲み放題も試してみようと思います!
アイスランド産のラムチョップも絶品!
ここからは、ゆきだるまで実際にジンギスカンをいただく流れと、私たちがよく注文するものをご紹介していきます。
スタートメニューを注文し、ファーストドリンクが提供されたくらいに、大きなジンギスカン専用の焼き場が置かれます。
基本的な流れは、中央の一番高いところに羊の脂をたっぷりと塗り、周りを囲むように肉を焼き、周りのくぼみにおいた野菜に肉汁を吸わせながらじっくり焼いていく、といったもの。
写真を撮りそこねましたが(汗)、「ラムタン(582円/1人前)」は比較的早く焼けてクセもないので、スタートメニューと一緒に頼むことが多いです。
メインのジンギスカンは、ほんのりピンクがかっているくらいが一番やわらかくジューシーで、美味しいと思います。
タレで食べても、テーブルにある塩で食べても、どちらも絶品なので両方試してみてほしいところ。
こちらは「アイスランド産ラムチョップ(698円/本)」。かなりボリューミーなので、少食の人はこれだけでお腹いっぱいになってしまうかもしれません。
1本558円のニュージーランド産のものもありますが、よっぽどのことがない限りアイスランド産をオススメします!一度食べるとわかるのですが、お肉の質が全然違います。
こちらは「追加肉の切り落とし(582円/1人前)」。通常のお肉に比べて高さがあり、歯ごたえ十分なボリュームを楽しめます。
通常の追加肉より安いので、子どもにたくさん食べさせてあげたい場合は、切り落としも注文するとお財布に優しいです(笑)。
またホットペッパーのクーポンでアラカルトの野菜セットがもらえます。野菜をもう少し食べたいひとは、ぜひ活用してみてください。
新商品!とろーりチーズのトマト&ラム肉のホイル焼も絶品
また、2019年10月に再訪した際に、新商品「とろーりチーズのトマト&ラム肉のホイル焼(572円)」がありました。
子どもがポスターを見て「チーズのやつ食べたい!」と言ったので、私たちも初めてのメニューなので注文することに。
ラム肉と野菜がトマトソースで味付けされ、ホイルにくるまれた状態で提供されます。焼き台のうえに20分程度置き、チーズをふりかけて完成。
お肉の甘みとトマトの酸味、そしてとろけるチーズの食感と風味が最高で、子どもも大人も大満足でした!次回来たときも絶対にリピすると思います。
ゆきだるまは〆も侮れない
ゆきだるまは、ジンギスカンが美味しいのはもちろん、〆の料理も侮れません。
まずひとつ目は「力士茶漬け(477円)」。ほかほかのご飯にキムチとチャンジャ、海苔がたっぷり乗っていて、やかんのお茶を好みに合わせてかけます。
シャキシャキの歯ごたえと絶妙な辛さが、口のなかのお肉の脂をスッキリさせてくれます。ただ辛いものが苦手な人は、避けた方が良さそうです。
もうひとつは「〆のつけ麺(381円)」。ジンギスカンをいただくときに使ったタレをもとに、店員さんがつけダレを作ってくれます。店員さんによってはしょっぱめなつけダレになるので、注意が必要です。
鍋にはやや硬めの麺がたっぷり入っていて、親子3人で食べるのに十分な量でした。コスパがいいのでこれは毎回食べてもいいかなと思います。
ちなみに食後に「デザートはいかがですか?」と店員さんが聞いてくれることがあります。「じゃあ人数分おねがいします」と頼むと、しっかり人数分のシャーベット代が加算されます(汗)。無料ではないので気をつけましょう
落ち着いた雰囲気で子連れごはんを楽しめる
上質なジンギスカンをはじめ様々な料理を子連れで楽しめるほか、元力士の店長が明るく元気な声で店内を盛り上げてくれる「ゆきだるま 両国部屋」。
羊肉に苦手意識がなければ、ヘルシーに焼肉を楽しむにはうってつけのお店です。ぜひ両国での子連れディナーで来店してみてください!
店名 | ゆきだるま 両国部屋 |
電話 | 03-6751-9929 |
住所 | 東京都墨田区両国3-24-1 尾崎ビル3階 |
交通 | JR両国駅東口から徒歩2分 都営大江戸線両国駅徒歩6分 |
時間 | 17:00~23:30(L.O 23:00) *月曜やすみ(祝日・大相撲東京場所中は営業) |
予算 | 大人ひとり4,000〜5,000円(お酒2〜3杯の想定) |
支払い | カード可、PayPay可 |
駐車場 | なし |
予約 | 可(ネット予約もあり) |
※記載の内容は執筆時点のものです。正確な情報は、必ずお店に直接ご確認ください。